集客チラシ 見栄っ張りチラシの悲劇
いまでも冷や汗が出ます。
広告代理店に入社して3年目のことです。
僕は若手NO1の成績を上げる営業マンでした。
この若さ。
「俺はなんでも知っている。」
傲慢そのもの。生意気盛り。
そんな時です。
通信会社のKさんと打ち合わせ。
Kさんは定年が近い物静かな人でした。
商談が終わり、帰り間際にKさん
「高橋さん。
実力以上に自分を見せようとしてはダメだよ。
信用をなくすよ。老婆心だけど」
「え?」
血の気が引いていくのがわかりました。
すっかり見透かされていました。
恥ずかしい・・・・・
見栄張りは信用をなくす。
これは、ビジネスでも同じです。
”マーケティングは商品を越えてはいけない”
これはマーケティングの大原則のひとつ。
商品の内容以上の広告やプロモーションを
行ってはけない。
マーケティングが商品を越えるとどうなるか?
それは
{誇大広告」
JARO、公共広告機構にはそんな
一線を越えてしまった広告への苦情が多数寄せられています。
これはモラルの問題だけではありません。
派手で過剰な広告で確かに反応は取れます。
でも、利用したお客様は,
「チェ!なんだよこれ!全然違うじゃん!」
2度と購入してくれません。
ビジネスで一番重要な
リピート利用、顧客化に繋がらないのです。
基本は商品・サービスです。
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マーケティングは商品を越えてはいけない。
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広告の役割は
商品の魅力、価値を最大限引き出し伝えること。
そして行動してもらうこと。
でも、
商品は越えられない、越えてはいけない。
これを忘れると
愚かな入社3年目の広告営業マンのように
青ざめて途方にくれることになります。
少し分別臭い話でしたね。
でもビジネスでは極めて重要なこと。
忘れないで下さいね。
それではまた明日!