2012-04-13

広告の本といえばコレ!「ある広告人の告白」

赤ペンだらけ、付箋だらけ。
一体、何回読んだことだろう。

昨日の事。

調べ物で書棚を探していたら、この本が。

いったんページをめくると・・・・・

あっという間に1時間、
読みふけってしまいました。

もし、広告・マーケティングの本を
一冊だけ選べと言われたら、
僕は迷わずこの本を選びます

ある広告人の告白/デビッド・オフルビー著

今から約50年前に書かれた本。
しかし、今なお、
というより今だからこそ、
必ず読んでおくべき本です。

デビッド・オグルビーは、
「現代広告の父」と呼ばれる広告界の巨人。

なぜ、半世紀も前に書かれたこの本が、
今なお読み継がれているのか?

それは「売る」ことを科学的に、
そして徹底して追求した内容だからです。

で、そして日本でも
広告コピーがカルチャーとして、表現として
もてはやされた時期がありました。

文学的な表現、華麗で美しいコピー

しかしデビッド・オグルビーは
徹底して「売る」ことにこだわった。

特に「売る」広告コピーについて、
珠玉の言葉を数多く遺しています。

”キャッチコピーである程度売る込まなければ
 90%の広告費を無駄にしたことになる”

”素人の間では長い文章は読まれないと思われている。
 これほど間違ったことはない”

”広告コピーはレストランで隣に座った婦人に
語り買えるように書きなさい”

これらの示唆に富みまくった言葉の数々。

僕はこの本を、
広告代理店に入社した年に初めて手にしました。

それから
第六章「強力な書くには」
この章だけでも何度、読みなおしたことか。

小予算で集客したい。売上を上げたい。
そんな方には「読め!」と言いたいくらいお薦めです。

この「ある広告人の告白」から20年後、
1983年に書かれた、その名も
「売り広告」(原題OGILVY ON ADVERTISING)

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