テレビ局の命の数字ーテレビ広告①
春の改編期、どのテレビ局が笑うのでしょう。
今回から数回のシリーズで,
テレビ広告についてお送りします。
え?テレビ?チラシじゃないの?
はい。テレビです。
なぜならテレビ広告を理解することは、
集客チラシを知ることにも、つながるからです。
一回目の今日は視聴率についてです。
テレビ局の春と秋の改編。
テレビ局にとって勝負の時。
半年の視聴率の大勢は、この改編で決まるからです。
なぜテレビ局は視聴率に一喜一憂するのか?
簡単に言うと
視聴率が高い=広告収入が高い
視聴率が低い=広告収入が低い
聴率は収益に直結する数字。
視聴率はテレビ局にとって命の数字なのです。
ところで、視聴率ってどんな数字か知ってますか?
例えば、次の質問。
「紅白歌合戦、視聴率40%!」
これは100人中何人が紅白を視聴したでしょう?
「え?40人でしょう?」
ブッブーーーー、残念。不正解です。
正解は
「何人かはわからない」
◆日本の視聴率は「世帯単位」
日本では視聴率は「世帯視聴率」
100世帯中何世帯視聴していたか?
10人家族で1人でも視聴していたらカウントされます。
◆世界のトレンドは「個人視聴率」
「個人視聴率」とは
100人いたら何人視聴していたか?
これ、わかりやすくないですか?
とてもシンプル。世界のスタンダード。
しかしなぜか日本は「世帯視聴率」
なぜだかわかりますか?
「個人視聴率」にすると数字が小さく見える。
すると広告が集めにくい、広告収入が減少する。
某大手広告代理店の仕業と噂されています。
(といううか、たぶん本当)
例を示しますね。
4人家族が10世帯いたとします。
あるテレビ番組を全ての世帯が1人視聴していたとすると
「世帯視聴率」は100%です。
しかし「個人視聴率」で計算してみると
1世帯4人×10世帯=40人
1世帯視聴人数1人×10世帯=4人
「個人視聴率は10%となります。
これは大手代理店さんも、テレビ局も、
「世帯視聴率」選びたくなりますね。
これがテレビ局の命の数字、視聴率です。
ちょっとした小ネタとして使えます。
次回はいよいよ広告媒体としてのテレビ、
「テレビ広告の種類について」をお届けします。
楽しみにしてくださいね。
それではまた次回!
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