2012-05-31

広告コピーの掟 定義を共有する。

「高橋さん、ところでマーケティングって何?」

今回のテーマは
言葉の定義について。

僕が生意気盛りだぅた頃の話です。
あるクライアントさんへの
プレゼンネーションが終わった時のこと。
突然、クライアントの社長から聞かれました。

「マーケティングって何?」

「え!えーっと・・・・
マーケティングとは内部環境と外部環境を分析して、
そ、それから・・ターゲットとポジショニングを・・・・」

僕はしどろもどろ。まともに答えられませんでした。

結局、そのプレゼンテーションは成功。
その場で受注ができたのですが、
僕は恥ずかしくて、仕方ありませんでした。

正確に答えられなかった。
もちろん、それもあります。
でもそれ以上に、
広告コミュニケーションのプロが
絶対に忘れてはいけないこと、

「言葉の定義を共有する」

これを、見事に忘れていたからです。

コピーライティングの鉄則のひとつに
「お客様が日常使っている言葉で書く」
というものがあります。

広告では、
お客様は「?}と思っても尋ねてはくれない。

「?」
何それ?分からない。だから今はいいや。買わない。

相手と言葉の定義を共有する。
これは広告だけでなく
全てのコミュニケーションの基本です。

生意気盛りの高橋さんは、
その大事なことを忘れ、
横文字だらけ、専門用語だらけの
プレゼンテーションをしていたのですね。

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■広告文章の掟 言葉の定義を共有する。

①お客様が日常使っている言葉を使う。
②専門用語は極力使わない。使う場合は説明する。
③理解を確認しながら進める。

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いま思い出しても恥ずかしい。

みなさんは、広告やパンフレット、
セールスの現場で
「?」
こんな言葉使っていませんか?

一度、確認してみてくださいね。

それでは!

PS
ところでマーケティングって何か答えられますか?
次回のテーマは
「そもそもマーケティングって何だ?」
をお送りします。
お楽しみに!

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