2012年住宅マーケットが動き出した。
今年は期待できるかもしれませんね。
クライアントの方から話を聞くと、
年明けから住宅のマーケットが活発なようです。
僕の住んでいる北海道では、
例年は、雪が解けてから動き出す住宅マーケット。
本格的なシーズンはGWから。
でも、今年は厳冬だったにも関わらず
総合展示場やイベントなどの来場も堅調。
資料請求や管理顧客からの相談も活発です。
動き出した住宅マーケット。
その大きな要因は増税への動きです。
住宅は年収の何倍ものコストがかかる買い物。
例えば2000万円の建物。
消費税が5%上がると100万円。
それをローンで支払っ場合、実質は・・・・・
増税が実施される前の駆け込み需要が
早くも起きているのですね。
損をしたくないという顧客心理。
住宅は、外部の要因に大きく影響受ける商品です。
外部の要因とは、
政治的な要因
経済的な要因
社会的な要因
技術的な要因
住宅産業はすそ野が広い産業構造。
政治的な施策や経済環境で大きくマーケットが動きます。
しかし、こんな時だからこそ
目を向けるべきは内部の要因です。
内部要因とは
お客様
競合社
そして自社。
外部的要因と内部的要因。
重視すべきは内部的要因です。
外部的要因の影響は大きい。
でも自分たちの努力ではどうにもならない。
少子化だ!
増税だ!
基本的にどうすることもできない。
業界団体を動かして圧力をかけることもできます。
しかし、遠い。現実性がありません。
お客様との関係を、どう深めていくのか?
競合よりも良いサービスを提供出来ないか?
自社の強みを最大化する商品は出来ないか?
これは自分たちで何とか出来る。
努力すべきは内部要因です。
「増税の時代!?今がマイホームのチャンス!」
こんな広告が出そうな状況ですが、
これは全くのナンセンス。
増税の追い風は、
どこの住宅メーカー・工務店も同じ条件。
外部要因を広告のメッセージにすることは
下手すると敵に塩を送ることになる。愚かな広告です。
住宅販売にとって、外部要因は大きな影響がある。
しかし、この外部要因に一喜一憂すのはナンセンス。
こんな時こそ、お客様の動向を良く研究し、
自社の強みを鍛え、
競合社に負けない戦略を構築する。
これが重要です。
これは逆風の時も同じ。
景気が悪い。少子化だ。
外部要因を言い訳にしてはいけない。
ゴルフコンペで成績が悪いことを、
天候のせいにする人、いますよね。
あれと同じ。
天候が悪いのはみんな同じ。
成績が悪いのは単にへたくそだからです。
今回の増税の動きに対応した追い風。
これはマーケットの先食いです。
そのためにも、マーケティングの視点は内部的要因です。
とはいえこの追い風。逃してはいけない。
最大限に活用できるよう、今から準備しましょうね。
このチャンスを活かすのは、
内部要因への取り組みです。
それではまた次回!
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